脈診は必要か?経絡治療学会徳島部会の会長が質問に答える

脈診は必要か?

【脈診を覚えたい】という方から質問が来ることがあります。

鍼灸の資格をもっていない人からも

 

『脈診を覚えたいのですけどどうしたらよいですか? 』

と質問が来ます。

 

僕の答えは『必ずしも脈診は必要ではない』です。

脈診は覚えれば便利です。

 

脈を診ただけで悪いところ、治療するところ、効果があったかどうか、が分かります。

脈診が上達すればその人が治る病気か?死ぬ病気か?まで分かるといいます。

 

すごいですよね。

しかし脈診を覚えるには東洋医学の考え方を身に付けないと行けません。

 


脈診を覚えるのは東洋医学を知らないとできない

例えば看護士さんは毎日脈を診ています。

 

でも看護師さんは脈を診て

『先生~この患者さん肝臓が悪いみたいです。』

『腎臓が弱っています。』

みたいなことは言いませんよね。

 

それは東洋医学の考えで脈を診ていないからです。

身体を診るときはすべてそうですが、東洋医学のフィルターを通すことによって針や灸、漢方薬を扱えるわけです。

 

看護士さんは脈拍を診てるだけですね。

あんなに毎日脈を診てたら脈診も上手くなりそうですが、フィルターを通してないのでそんなことは無いですね。

もう一個例えをあげてみましょう。

 

柔道を相撲のルールで見てると意味分かりませんよね。

あれ?手を地面に付いたのに勝負がつかない?

先に倒れたのに相手を投げたからどっちが勝ったか分からない??

なんてことになりますよね。

 

同じことです。

脈診は東洋医学の診方で診ないとわかりません。

熟練してきて持論に当てはめることが出来る人は別ですが、そこまでなるには時間がかかるでしょう。

 


脈診は必ずしも必要ではない

東洋医学を勉強していなければ脈診はできません。

そして東洋医学(鍼、灸、漢方薬)で治療をするのに必ずしも脈診は必要ないと思っています。

 

勉強会では脈診を教えていますが、受講生にはもっと必要なことがあると思っています。

それは東洋医学の考え方の基礎です。

 

これが分かっていないのに脈診だけを覚えることは不可能です。

漢方薬を正しく扱うことはできません。

鍼や灸であれば、基礎の考え方に技術が備わらないと人は治せません。

 

脈診だけを覚えたいという人はいますが、それは意味がないことというのを知っておいてください。

 

東洋医学の基礎を覚えたいという方はこちらがお勧めです。

基礎を知ったうえで脈診も習えます。

経絡治療学会徳島部会のHP