最近、不眠症の相談を受けることが多くなってきました。
そんなときは東洋医学の鍼灸をお勧めします。
東洋医学では西洋医学とは違い、体を陰陽や上下、内外、臓腑など対にして考えることがあります。
有名なところでは上実下虚や頭寒足熱ですね。
そんな東洋医学での不眠症の原因をここでは説明します。
東洋医学の不眠の原因
東洋医学からみる不眠の原因には以下の原因があります。
- 胸に熱が多くなったために起こる不眠
- 腎臓が弱ったために起こる不眠
- 考えすぎることによる不眠
- 疲れすぎたための不眠
- 脂っこいもの、甘い物の過食の不眠
- 悩みや怒りを溜めすぎたための不眠
- 不安や恐れからくる不眠
- カゼの後期でまだ熱が残っている場合の不眠
以上の原因が見られます。
東洋医学の鍼灸・漢方ではそれぞれの原因により治療法、方剤に分けられます。
その他の症状
以下に不眠以外にどんな症状が出るか原因別に説明しています。
不眠症がある方は自分の症状がどれに当てはまるか考えてみましょう。
1.胸に熱が多くなったために起こる不眠のその他の症状
胸に熱が多くなったために起こる不眠のその他の症状は、
- 寝付きが悪い
- 眠っても夢をよく見て目が覚める
- 動悸
- 物忘れ
- 口やのどの乾燥感
- 手足のほてり
- 午後にじわじわっと汗が出る。
- 寝汗をかく
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
2.腎臓が弱ったために起こる不眠のその他の症状
腎臓が弱ったために起こる不眠のその他の症状は、
- ごろごろして夜通し眠れない
- 頭のふらつき
- 耳鳴り
- 腰や膝がだるく力が入らない
- 精子が勝手に漏れ出る
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
※ここでいう腎臓は東洋医学でいう腎臓を指しています。
実際の腎臓が悪い方は専門医に相談してください。
3.考えすぎることによる不眠のその他の症状
考えすぎることによる不眠のその他の症状は、
- 動悸
- 物忘れ
- 手足のだるさ
- 元気がない
- 顔色にツヤがない
- 味がない
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
4.疲れすぎたための不眠のその他の症状
疲れすぎたための不眠のその他の症状は、
- 胸騒ぎがする
- 不安神経症
- 自律神経失調症
- 夢を見ることが多いために熟睡感がない
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
5.脂っこいもの、甘い物の過食の不眠のその他の症状
脂っこいもの、甘い物の過食の不眠のその他の症状は、
- 睡眠が浅く夢をよく見て目が覚めやすい
- 胸苦しい
- 痰が多い
- 胸が苦しい
- 嘔吐する
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
6.悩みや怒りを溜めすぎたための不眠のその他の症状
悩みや怒りを溜めすぎたための不眠のその他の症状は、
- 眠りが浅く夢をよく見て目が覚めやすい
- いらいら・怒りっぽい
- 胸脇部が張って苦しい
- ため息をつく
- 口が苦い
- 目の充血
- 尿が濃い
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
7.不安や恐れからくる不眠のその他の症状
不安や恐れからくる不眠のその他の症状は、
- 恐ろしくて一人で寝ることが出来ない
- 寝付いても驚いて目が覚めやすい
- 頭のふらつき
- 目まい
- びくびくする
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
8.カゼの後期でまだ熱が残っている場合の不眠
カゼの後期でまだ熱が残っている場合の不眠のその他の症状は、
- じっとしていられない
- あせってイライラする
- 胸苦しい
- 飢餓感がある
などがあります。
もし当てはまる方は、鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
解決方法
東洋医学の不眠症の考え方については、一般の方では理解しにくいと思います。
ご自分一人で悩まず勇気を出して鍼灸院、漢方薬店もしくは漢方医にご相談ください。
徳島県では、鳴門市のくろーばーはりきゅう整骨院へご相談ください。
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