砂糖の害について書いていきます。
最近のコンビニには甘くないものを見つけるのが難しいくらい甘いものばかりになってきましたね。
そればかりかパン屋さんでもほとんど甘いパンばかり。
お店としては売れるから置いてあるんですが、砂糖の毒性を知ってる僕からしたら買うものが無くなってくるんですね。
だから最近はコンビニで食べ物を買うことはほとんどありませんし、パンも食べなくなってきました。
なぜ甘いものがたくさん売れるんでしょうか?
それは砂糖には常習性があるからです。
一度味を覚えてしまうとまた欲してしまいます。
だからどんどん量が増えてしまいます。
砂糖の摂取量は大人で1日40グラム(角砂糖7個分)、子供はその半分で20グラム(角砂糖3個分)です。
飴玉なら3個(18グラム)で子供の摂取量に近い量ですし、あんぱんなら1個(36グラム)でほぼ大人の摂取量になってしまいます。
アンパン一個ですよ。
食べ過ぎてませんか?
現代人のほとんどの人は砂糖を取り過ぎています。
砂糖を取り過ぎるとカルシウム不足になります。
えーっなんで?
という声が聞こえそうですが事実です。
私たちの身体の血液はペーハー(pH)が7.3~7.45で、弱アルカリ性になっています。
その弱アルカリ性の身体の中に糖分が入ると血液が酸性に傾きます。
ご飯ならゆっくりと傾いていきますが、砂糖のように精製されたものは瞬間的に傾いていきます。
そうなると弱アルカリ性に戻すために、体内のアルカリ性であるカルシウムが動員されます。
このバランスが保たれているうちはいいのですが、糖分摂取が多くなりすぎると、身体を維持するために最低限必要なカルシウムまで動員されてしまいます。
それで身体のカルシウムが減ってしまいます。
カルシウムは皆さんが知っているように骨を構成している成分になります。
そのために骨がもろくなり骨折しやすくなります。
最近の子供に骨折が多いのは砂糖の過剰摂取があるでしょう。
骨粗鬆症もこれに当てはまります。
カルシウムだけを取っても骨密度が改善しないのは砂糖の摂り過ぎがあるからでしょう。
また歯もカルシウムでできていますので砂糖の摂り過ぎは虫歯になります。
そしてまだまだカルシウム不足による砂糖の害はあります。
それが【変形性関節症】。
すべての変形性関節症です。
関節と関節の間には軟骨があります。
その軟骨がすり減って関節が変形します。
軟骨は骨の先端部分にすべりを良くするため大量の水分(80~90%)を含んでいますが、カルシウムは殆ど含まれていません。
それなのになんでカルシウムが関係するのでしょうか?
カルシウムは普段骨に貯金されています。
そのカルシウムは脳の活動 や 神経の伝達、筋肉の運動 に使われるので必要な時に骨から引き出されそれぞれで使われます。
ところが慢性的なカルシウム不足のある人は、常にカルシウムが引き出される癖がついていますので習慣的にカルシウムの量が減っています。
しかもそういう人たちの骨から引き出されたカルシウムはすべて使われることはありません…
体内で使用されなかったカルシウムは残念ながら二度と骨に戻ることはありません。
体内で過剰になったカルシウムは身体をめぐり必要な場所に集まらずに、不要な場所に集まります。
五十肩の人で石灰沈着が起こっている人がこのパターンですね。
知らない人はこれがカルシウムの不足から起こるものと考えませんよね。
お医者さんも教えてくれないのですから。
身体のカルシウムが不足しているから骨から引き出す、それなのに現場では余ってしまっている、こういう矛盾が生まれます。
このことを【カルシウム・パラドックス】と言います。
話を戻します。
軟骨にはカルシウムがほとんど含まれていません。
ところがカルシウム・パラドックスで不足しているのに余ったカルシウムが関節に流入し、軟骨を硬くしてしまいます。
硬くなった軟骨は、軟骨としての役割を果たせなくなり、骨同士の擦れによって変形をおこします。
こういった経緯を経て変形性関節症になります。
膝関節症も外反母趾も砂糖の摂り過ぎによるカルシウム不足によるものと考えています。
外反母趾の方に聞いてみるとほとんどの人が甘いものを取っていました。
たぶん間違いないでしょう。
他にも指の第一関節や第二関節が変形するへバーデン結節やブシャール結節もそうです。
変形してしまった関節はもう元に戻りません。
しかし変形の進行は止めることができますので今からでも控えましょう。
ただでさえカルシウムの摂取量が少ない日本人。
砂糖の過剰摂取により、少ないカルシウムをさらに減らしています。
まだまだ砂糖の過剰摂取によるカルシウム不足の害はありますが、長くなったので次回に説明します。
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鳴門市の整体・鍼灸【雑誌掲載・メディア出演多数あり】くろーばーはりきゅう整骨院でございます。