いかに前回の記事で砂糖の怖さは分かっていただけたでしょうか?
今日はさらに怖い話をしていきます。
皆さんはお薬って薬局で買ってボリボリとおやつのように食べますか?
普通の人はしないですよね。
でも砂糖の入ったお菓子はポリポリと食べますよね。
実は昔、砂糖は薬剤としてお医者さんによって扱われていました。
以下参考文献です。
ウイリアム・ダフティはその本のなかで「精糖は元来薬剤として用いられたもので、昔のアラブ人やユダヤ人は細心の注意を払って処方薬にごく少量加えたにすぎなかったのです。精糖は、極度に疲れきっている人の体と脳を、即座に幻覚状態にまで180度変化させることができるようなもの、つまり脳を仰天させることができるのです」と述べています。
この現象ってあれに似ていませんか?
そう…麻薬です。
体と脳を幻覚状態にまで180度変化…
怖くないですか?
そんな砂糖をポリポリと食べているあなたは要注意です。
甘いものを食べると疲れが取れる?
甘いものを食べると疲れが取れるって言われてますよね。
それで疲れたからと言って甘いものを食べているあなた。
疲れたからと言って麻薬を摂取しますか?
違法かそうでないかの違いで同じことですよ。
しかも甘いもので疲れはとれません。
余計に疲れるだけです。
それではなぜ疲れると甘いものが欲しくなるのでしょうか?
ここがポイント
私たちは身体のエネルギーを使って生活しています。
生活している間にそのエネルギーを消費していきます。
エネルギーを消費しすぎると身体が疲れを感じます。
このエネルギーは何かというと肝臓に貯蔵してあるグリコーゲンのことです。
グリコーゲンはごはんや小麦などの炭水化物や砂糖などの糖質を食べて消化・分解してエネルギー源として肝臓に貯蔵されます。
身体が疲労するということは身体のエネルギーであるこのグリコーゲンが不足しているという状態です。
身体のグリコーゲンが不足しているので別の物でエネルギーを補給しようとします。
それが血液中にあるブドウ糖(血糖)です。
すると今度は脳の栄養であるブドウ糖が不足するので脳が糖分を欲するようになります。
そんな疲れた時に甘いものを食べると不足したブドウ糖が補給されるので疲れが取れた感じがします。
疲れたときに甘いものが欲しくなるのはこのためですね。
しかし しかし、この身体が疲労している状態の時に、砂糖をとるとさらに疲れてしまいます。
甘いものを食べて疲れが取れた感じがするのは一時的なんですね。
糖質を食べると血糖値が上がりその上がった血糖値を下げるために膵臓からインシュリンが分泌されます。
これは身体の反応なので問題ありませんが、問題なのは精製された糖。
精製された糖(砂糖)が多く含まれている甘いものは、急激に血糖値を上げます。
そうなると急激に上がったものだから膵臓は焦ってたくさんのインシュリンを分泌します。
ここが問題になります。
焦ってインシュリンを分泌したものだから分泌しすぎて甘いものを食べる前よりも血糖値が下がってしまうことがあります。
血糖値が下がると血液の中のエネルギーがなくなる訳ですから余計に疲れてしまいます。
低血糖になるとアドレナリンの分泌が高まります。
このアドレナリンは興奮した時に分泌される物質です。
アドレナリンの分泌が高まると攻撃的、イライラ、キレやすいといった精神状態になります。
砂糖を取るとキレる?
砂糖の害2【カルシウム欠乏症その2】で説明したのですが 砂糖を取り過ぎている人は普段ほわーっとしていることが多くなります。
それなのにアドレナリンの分泌が高まるとイライラしたり突然キレたりします。
これって最近の子供に多くないですか?
①授業中落ち着いて座っていられない。
②突然キレる。
③いじめ。
④学級崩壊などなど。
これも砂糖の取り過ぎによるカルシウム欠乏症とアドレナリンの分泌による場合もあると考えられます。
コンビニ、スーパー、パン屋さんに行っても甘いものが大半を占めています。
コンビニやパン屋さんは甘くないものを探すのが難しいほど。
さらにはスーパーのお惣菜には味付けに砂糖が入っているものがほとんど。
砂糖を取らないようにするには自分でご飯を作るしかないですね。
一人暮らしになって自炊せずに外食、お惣菜を買って食べていると砂糖の摂り過ぎになってしまいますので極力スイーツは買わないようにしましょう。
また最近の事件では 『あんなことをする人とは思わなかった。』 『いつもはおとなしいのに…』など人格の豹変ぶりがうかがえる事件が多いですよね。
これも砂糖や添加物が関係しているのではないかと考えています。
※添加物に関してはまた記事を改めて書きます。
普段ほわーっとしているのに突然イライラする… この症状… 麻薬と同じです。
砂糖が麻薬と言われる由縁ですね。
砂糖の摂り過ぎで糖尿病
話を戻しますね。 疲れて甘いものを食べる。
血糖値が急激に上がったから膵臓がびっくりしてインシュリンを分泌しすぎる。
そして血糖値が下がったものだから、また甘いものが欲しくなりまた血糖値が上がったり下がったり… まるでジェットコースターのようですね(笑)
この上がったり下がったりを繰り返しているとインシュリンを分泌している膵臓が壊れてしまって血糖値を下げることができなくなります。
これが【糖尿病】です。
糖尿病の症状にケガをするとなかなか治らないという症状があります。
糖尿病の方は我々が治療しても効果が出にくいんですね。
糖尿病と診断されていなくてもやはり砂糖を食べると身体は硬くなります。
当院へ治療に来られる方には砂糖を控えるように説明しているのはこのためです。
ここまで説明することはできないのでこの記事を読んで理解してくれると良いのですが… そしてまだまだ砂糖の害はあります。
また次回をお楽しみに。
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鳴門市の整体・鍼灸【雑誌掲載・メディア出演多数あり】くろーばーはりきゅう整骨院でございます。