さあまだまだ行きますよ(^^♪
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砂糖は免疫力を低下させる?
昔の実験で細菌を培養するのに砂糖を水で溶かした砂糖水で行っていたというのを知っていますか?
ということは砂糖水は細菌が繁殖しやすい環境だと言うことになります。
これは人間の身体でも同じことが言えます。
砂糖を食べ過ぎると細菌の繁殖しやすい身体になってしまいます。
ピンっと来ない方のために別の角度から見てみましょう。
ジュースを外でこぼすとアリが寄ってきますよね。
放っておけばカブトムシや他の虫も寄ってくると思います。
それは虫たちのエサになるからですね。
細菌でも同じことが言えます。
糖は細菌のエサになるんですね。
糖尿病の方がおしっこをするとアリが寄って来るのは知っているでしょうか?
体内に糖が多くなりおしっこにも糖が降りるようになっています。
糖尿病の方くらい身体の中に糖が多い状態になると細菌が繁殖しやすい環境になっています。
皮膚という身体のバリアがありますので、虫の場合は体外に出たおしっこだけによってきますが、細菌の場合は身体の中まで入ってきます。
糖が多い方の身体の中は細菌が繁殖しやすい環境になっていますので細菌がある程度繁殖すると発病してしまいます。
本来なら人間は生まれながら病気に対する抵抗力や病気になっても回復しようとする自然治癒力、すなわちホメオスターシスが備わっています。
この病気に対する抵抗力を担っているのが血液成分の白血球です。
通常、身体の中に菌やウィルスのような異物が侵入すると白血球の一部がそれを感知し、近づき食べてしまいます。
これを捕食と言います。
石川県立大学のyou tubeがおもしろいので載せておきます(笑)
[embed]http://youtu.be/bDbHWPHRLjw[/embed]
しかし砂糖を多く食べている人はこの捕食の働きが悪くなっています。
砂糖を取ると血液が酸性に傾くというお話は一度したと思います。
砂糖が酸性だからですね。
酸性に傾くということは血液の中のカルシウムやビタミン、ミネラルが少なくなっているということです。
砂糖を処理するのにアルカリ性のカルシウムやミネラルを消費するんですね。
それで血液が酸性になります。
白血球は血液の成分になりますので、正常な弱アルカリ性の場合は働きやすい環境にあります。
しかし血液が酸性に傾くと白血球が働きにくくなり最近を捕食できなくなり感染してしまいます。
これが砂糖を食べ過ぎると免疫力が落ちる理由ですね。
砂糖の過食は化膿しやすい?
またケガをしてできた傷口が化膿しやすくなります。
①ケガをしてキズができるとまずは血小板が傷口に集まり出血を止めます。
②その傷口についた細菌やゴミを白血球が捕食によりキレイにしてくれます。
③そして傷口が渇きかさぶたができ皮膚が治っていくのが通常です。
しかし砂糖を取り過ぎている人は
①血液が酸性になっていますので血小板の働きも悪くなり出血が止まりにくい。
②白血球の働きも悪くなり傷口についた細菌やゴミを処理しきれなくなります。
③ 細菌を処理しようと戦って壊れた白血球や死んだ細菌が集まったものが膿となり化膿する。
白血球の働きが良ければ化膿はしにくいのですが砂糖を取り過ぎて白血球の働きが悪くなった人は化膿しやすいのです。
砂糖の過食はアレルギーを起こす?
また砂糖の過食は免疫の異常反応からアレルギーを起こしたりします。
ここでも血糖のお話が出ます。
砂糖を取ると血糖が急激に上昇します。
血糖が急上昇すると膵臓がびっくりしてインシュリンを分泌して血糖を一気に下げます。
膵臓は砂糖の急激な血糖上昇のために分泌量を間違って血糖が上がる前よりも下げてしまいます。
下げ過ぎると危険なので身体は防御策としてコルチゾールとアドレナリンを分泌します。
コルチゾールとアドレナリンで下がり過ぎた血糖を上げるようになります。
このコルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンでアレルギーを防止する働きを持っています。
アレルギーを防止する働きからコルチゾールはステロイド剤に配合されています。
そのコルチゾールが砂糖の過食での血糖の乱高下に対して頻繁に分泌されていると膵臓と同じく疲れてしまって分泌量が低下してしまいます。
そのためアレルギーを抑えられなくなって発症してしまいますし、すでにアレルギーがある人では悪化してしまいます。
またコルチゾールはストレスによっても分泌されるので、環境の変動や気温の変化、ストレスなどによっても悪化してしまいます。
ここでも砂糖の害を書きました。
砂糖は身体の防御機能をも破壊します。
砂糖だけではなく他の糖質(炭水化物)でも現代人が過剰に取るとアレルギーを起こしてしまいます。
糖質はグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます。
そして身体のエネルギーとして使用されますが、昔のように肉体労働なら糖質は必要なエネルギーになりますが、現代のように仕事はずっと座りっぱなし、車で移動、家では寝るだけの生活では糖質は余分なエネルギーとしてAGE(老化の原因物質)となり身体の毒となってしまいます。
この考えから糖質制限が生まれたのです。
ただ糖質は生きていくうえで必要なエネルギーです。
糖質を取り過ぎても運動して消費すれば良いのです。
ただ砂糖で糖質を取る必要はないということを知っておいてください。
砂糖が無くても死にはしません。
糖質を補給しなくなれば人間は死にます。
糖質制限でご飯は食べずに甘いものを食べるというアホなことだけはやめましょう。
砂糖の害はまだ続きます。
次回をお楽しみに。
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鳴門市の整体・鍼灸【雑誌掲載・メディア出演多数あり】くろーばーはりきゅう整骨院でございます。